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厄年に不安を抱いている人も多いと思いますが、我らが水野南北先生がその不安を解消してくれます。
どんな災厄も「少食」の前には形無しですが、南北先生曰く厄年の場合はやり方にコツがあります。
ただコツ以前に少食を「厳重に守る」ことが前提なので、相当強い意志が必要です。
でもどんなお守り・祈祷よりも効果がありますし、何より効果が全方位カバーしている(厄除け・無病息災・家内安全・交通安全・商売繁盛・学業成就・縁結び)ので試して欲しいです。
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大難の人相でも、食を慎めば吉
(修身録自序)
一年先に大難があるという人相の人でも、食の慎みを厳重に守った人は必ずその難を逃れている。
逆に大難がくるはずの時期に思いがけない吉事がある。
そのような人も多いのだ。
厄年でも、食を慎めば吉
(修身録一巻)
厄年に大難がある人相の人でも、いつも贅沢な食事をせず、食事の量を厳重に守っている人は、厄を逃れる。
厄年の難から逃れるためには、三年前から自分が信じる神仏に祈りなさい。
祈り方は、自分が食べる分から半膳減らして、それを神仏に捧げる。
三年後から三年続くはずの厄年の難を、厄年までの三年間で消してしまうのだ。
実際に神仏に半膳を供えなくてよい。
毎日三回の食事の時に、「半椀を捧げます」と心の中で神仏に祈り、その半椀分を食べない。
食事をする時はいつもこのようにして、少しであっても自分が信じる神に食を捧げるなら、必ず厄難を逃れる。
三年続ければ短命は長生きに変わり、貧困は裕福に変わる。
少食は最強
事前の防御魔法
少食は最強の開運法だけでなく、最強の防御魔法でもあります。
厄年だけではなくて、困難なことが予想される時の少し前から少食にすると良いです。
裏技としては予想される厄・困難の強弱によって、少食の程度を変えます。
普通程度の困難なら腹八分で良いです。
けっこうピンチという時は腹六分、かなり無理という時はほぼ腹四分(または断食)にします。
回避不可能と思われる状況でも、「予想外」にうまくいきます。
それから、ストレス社会だと食べ過ぎることもあると思いますが、食べ過ぎは徳を失う行為ですので困難が予想されます。
なので、食べ過ぎた翌日は応急処置的に超少食にすることをおすすめします。
事後の回復魔法
少食は事後対策としても絶大な効果を発揮します。
以前の私は過食と少食を行ったり来たりして、その結果はもちろん一難去ってまた一難な日常でした。
過食によってどれだけの徳を失ったのでしょうか。(考えたくもない)
厄年じゃないのに、年がら年中厄年みたいな状況という…。
(この記事を書いた2018年7月の時点では少食を維持しており、まあまあ平和な日常です)
その時はまだ水野南北のことを知らなかったのですが、状況が悪すぎて食欲がなくなると事態は改善に向かうという感じでした。
「予想外」を何度も体験しています。
よくトラブルにあう人・人間関係に悩む人には少食がおすすめです。
ばっちり困難を弱体化・無効化してくれます。(経験者)
状況改善の目安は体感的に、早くて2~3日、大きい問題だと1週間くらいでしょうか。
一番いいのは南北の言うように、常日頃から少食を厳重に守ることなんです。
そうすれば平和な日常を送れます。
でもどんな状況でも少食でリカバリーは全然可能なので、あきらめないでください。
参考文献
(訳)玉井禮一郎「食は運命を左右する」たまいらぼ/1984年
水野南北「開運の極意」
若井朝彦「江戸時代の小食主義」花伝社/2018年