【保存版】ホ・オポノポノのやり方とコツ

高い高い

目次

  1. 4つの言葉
  2. やり方(基本)
  3. やり方(具体例)
  4. コツ

ホ・オポノポノのやり方の基本は、次のようになります。

  1. フレーズ(自分への問いかけ、またはインナーチャイルドに話しかける)
  2. 4つの言葉を言う

ホ・オポノポノ関連の本はたくさん読みましたが、本によって異なる部分があります。

「フレーズ」と「4つの言葉を何に対して言うのか」の2点です。

経験上、フレーズは短くてすっきりしている方が普段使いしやすいです。

この記事では、人間関係・お金・願望・自動クリーニングなど具体例をあげて色んなフレーズを紹介しているので、クリーニングする時の参考にしてみてください。

▽関連記事:クリーニングで何が起きるのか?

4つの言葉

何かを体験している時に、4つの言葉を唱えてクリーニングします。

  • ごめんなさい
  • 許してください
  • 愛しています
  • ありがとう

何に対して言うのか?

色んなパターンがあります。

  1. 「インナーチャイルド」に対して
  2. 「記憶」に対して
  3. 「記憶」に対して言うのと同時に、「インナーチャイルド」に感謝する

他人に対して言うのではありません。

4つの言葉をすべて言うのか?

4つの言葉をすべて言う必要はありません。

「愛しています」には、他の3つの言葉が含まれています。

「愛しています」だけで、4つすべてを唱えるのと同じ効果があります。

順番は?

4つの言葉を言う順番は、問いません。

自然と唱える順番が、その時の自分にとっての最高の順番です。

声に出す?

基本的には、心の中で唱えるのがおすすめです。

決まったルールはないので、声に出してもOK。

何回唱える?

言う回数に決まりはないので、何回言っても良いです。

それよりも、続けることが大切です。

感情を込める?

感情を込める必要はありません。

パソコンのデリートキーを推すように、機械的に唱えるだけで良いです。

さらに、クリーニングの効果を信じていなくてもOK。

イメージする?

何かをイメージする必要はありません。

どれが問題の原因なのかわからないからです。

やり方(基本)

考え・感情・体験・欲望・価値観・思い込み・先入観などをクリーニングしていきます。

「職場や家、収入の源、隣人との関係、テレビのニュース、通りで起きた事故、車の不調、そういった一つ一つのことをクリーニングしなさい」とモーナに教わりました。

「ホ・オポノポノライフ」P190

以下のような時もクリーニングすると良いです。

  • 願いを叶えるために努力している時
  • 過去のことを思い出した時
  • 何かに対して良い・悪いで判断している時
  • 欲しい物が手に入らなかった時
  • 誰かに相談しようと思った時

フレーズ(4つの言葉を言う前)

4つの言葉を「ウニヒピリ」に対して言う場合と、「記憶」に対して言う場合とでフレーズが異なるので、以下説明します。

「ウニヒピリ(インナーチャイルド)」に対して言う場合

ウニヒピリ(=潜在意識)は「早くクリーニングして楽になって欲しい」と思っています。

なので、ウニヒピリは問題の原因となっている記憶をどんどんあなたに見せてくれます。(手加減はしないようだ…)

(フレーズはどれか一つで良い。以下同じ)

  • 「この記憶を見せてくれてありがとう」
  • 「この問題を通して、色んな記憶を見せてくれてありがとう。一緒にクリーニングしよう」
  • 「体験させてくれてありがとう」
  • 「記憶に気づかせてくれてありがとう」
  • 「私の中にどんな記憶があったのか、教えてくれてありがとう」
  • 「こんな体験をずっと抱えていたんだね。見せてくれてありがとう」
  • 「こんな記憶が私の中にあったんだね。見せてくれてありがとう。一緒にクリーニングしよう」

潜在意識の中の「記憶」に対して言う場合

具体的には「自分の中にある、自分を憎んでいる過去の記憶」に向かって言います。

  • 「私の中に何があって、この問題を体験しているのだろうか」
  • 「自分の中の何が原因で、この感情を体験しているのだろうか」
  • 「私の中のどの記憶が、この問題(状況)を引き起こしているのだろう」
  • 「自分の潜在意識の中のどの記憶が原因で、この問題が起きているのだろうか」

と自分に尋ねます。

自動的に原因となっている記憶を「特定」してくれます。

ただし、私たちはどの記憶が問題を引き起こしているのか知ることはできません。

4つの言葉を繰り返して言うと、記憶は消去(クリーニング)され、ゼロの状態に近づきます。

「記憶」に対して言うと(クリーニング)、ウニヒピリは自分が愛されていると理解し始めます。

やり方(具体例)

(ウ)=4つの言葉を「ウニヒピリ」に対して言う前のフレーズ

(記)=4つの言葉を「記憶」に対して言う前のフレーズ

人間関係

人間関係のトラブルでは、相手に対して「嫌だ」と思う部分は、自分の中にもあります。

なので、まず自分の中の嫌な部分をクリーニングします。

すると、他人の嫌な部分も消えてしまいます。

(ウ)

  • 「『あの人は私に冷たい』という記憶を見せてくれてありがとう」
  • 「私の中に『あの人は私に冷たい』という記憶があったんだね。教えてくれてありがとう。一緒にクリーニングしよう」

(記)

  • 「私の中の何が、『あの人が嫌い』と思わせているのだろうか?」
  • 「私の中の何が原因で、私はあの人が苦手なんだろう?」
  • 「自分の中にある記憶のせいで、あの人は私にあんな言い方をしてくるのだ」
  • 「あの人があんなことをしてくる原因は、私の中にあるのだ」
  • 「私の中のどの記憶が、あの人にあんな態度を取らせているのだろう?」
  • 「自分の中に、あの人にきつい言い方をさせる記憶があるのだろうか?」

感情

感情はウニヒピリの声です。

苛立ち・怒りなどを体験するたびにクリーニングします。

「喜んでいるときのあなたがほんとうのあなたではない。ふさぎ込んでいるときのあなたがほんとうのあなたでもない。嬉しいときも悲しいときも、感動も怒りもあなたのウニヒピリが見せてくれた記憶だよ。クリーニングして、ゼロであるほんとうの自分を取り戻そう」

「アロハ!」P72

(ウ)

  • 「この気持ちを見せてくれてありがとう。気づかなくてごめんね」
  • 「私の中にある恨みを見せてくれてありがとう。もう手放そう。今まで気づかなくてごめんね。一緒にクリーニングしていこう」

気持ちに余裕がない時は「愛しています」と心の中で言ったり、ブルーソーラー・ウォーターを飲むことでも、ちゃんとクリーニングされています。

お金

今あなたが持っているお金は、たくさんの人の手を渡って、あなたの所に来てくれました。

お金はもともと魂を持った神聖な存在ですが、多くの人のマイナスの記憶(思い込みの原因)でドロドロになっています。

そのままでは記憶に翻弄され、正しい判断ができません。

なので、お金に関する感情をクリーニングします。

お金に関する記憶は非常に力が強いので、繰り返しクリーニングしてください。

また、お金に関しては悪い記憶だけでなく、良い記憶も消去する必要があります。

例えば、こういう時にクリーニングします。

  • 給料日
  • 家賃を支払う時
  • 欲しいものがある時
  • 買い物する時
  • 預金の残高を見た時
  • お金に関する苦労を思い出した時

(ウ)

  • 「あなたがお金に対してネガティブな考えを持つようになったのは私の責任です」
  • 「あなたが『お金は悪いもの』だと思ってしまったのは私の責任です」
  • 「私の中に『お金が欲しい』という記憶があったんだね。見せてくれてありがとう。一緒にクリーニングしよう」

(記)

  • 「私の中の何が、『お金が足りない』と思わせているのだろう?」
  • 「私の中のどの記憶が原因で、『お金がない』と思っているのだろうか?」

心と体はつながっています。

「病気になる」という記憶が再生しているから、病気になるのです。

クリーニングして記憶を消去すれば、自動的に病気も消えます。

また、体に対して「ありがとう」「愛しています」と語りかけ、慈しむことが大切です。

食べ物

ホ・オポノポノ的に考えると、「体に悪い食べ物」「心の浄化を妨げる食べ物」はありません。

食べ物が悪いのではなく、あなたが食べ物に対して持っている「記憶」が、あなたの健康を害するのです。

「健康に悪い食べ物だ」という思い込みが、食べ物に影響します。

食べる前に、記憶をクリーニングしてください。

また、食べ物に対して「ありがとう」と言ってから食べたり、食事を用意してくれた人に感謝すると、食べ物は健康に協力してくれます。

(ウ)

  • 「『この食べ物は体に悪い』という記憶を見せてくれてありがとう」
  • 「私の中に『この食べ物は健康に悪い』という記憶があったんだね。見せてくれてありがとう。一緒にクリーニングしよう」

(記)

  • 「私の中の何が、『この食べ物は体に悪い』と思わせているのだろう?」
  • 「私の中のどの記憶が原因で、『この食べ物は体に悪い』と思っているのだろうか?」

願望・欲望

私たち人間は、何かをコントロールすることはできません。

今起きていることに集中して、クリーニングし続けることが大切です。

  • 「これが欲しい」「あれが欲しい」「こうしたい」「ああしたい」という欲望がある時
  • 願いが叶う時期・方法について考えてしまう時

欲望・願望は「記憶」なのでクリーニングしましょう。

すべてを神聖なる存在からのインスピレーションに任せて、ただクリーニングに専念していれば良いのです。

好きなこと・好きなもの

期待・執着は記憶です。

相手に対する好き・嫌いの気持ちをクリーニングしてみましょう。

クリーニングした後に残るのが、本当の愛です。

「あなたの『好き』でさえ記憶だよ。記憶から生まれる執着は、あなたの中にもともとある愛さえ蝕んでゆくよ」

「アロハ!」P43

楽しい時・何かに夢中になっている時

楽しい時や何かに熱中している時(買い物・旅行・テレビ・ネット)は、ウニヒピリの存在を忘れがちです。

楽しい時間の後に疲れやむなしさを感じるのは、ウニヒピリがあなたと離れたがっているからです。

何かに夢中になっている時でも「少し疲れたな」「何かむなしい」と思ったら、そういう小さな声に気づいてクリーニングしましょう。

(ウ)

  • 「今、とても楽しいね。見せてくれてありがとう。クリーニングして、この後どうするか一緒に決めよう」

ニュースや映画で暴力的なシーンを見た時

偶然そういうシーンが目に入るのも、記憶の再生です。

その体験をクリーニングすることで、将来、自分が関わる(受ける・与える)暴力(言葉・体)を防ぐことができる場合があります。

ホ・オポノポノによるビジネス

会社は一つの存在として「意識」を持っており、業績不振だと会社自身が苦しみます。

自分の会社を愛すると、会社自身が注文を取って来てくれたり、売り上げを伸ばしてくれます。

ホ・オポノポノによるビジネスの最大の特徴は「成功しようと期待しない」ことにあります。

会社経営がうまくいかない時は、クリーニングしましょう。

(記)

  • 「自分の中のどの記憶が、私の会社を苦しめているのだろうか?」

ウニヒピリにクリーニングしてもらう

自分ではわからないことも、ウニヒピリにクリーニングしてくれるよう頼みましょう。

(ウ)

  • 「自分では気づいていないことが今起きているなら、私がわからなくてもそれを手放してください」

また、仕事中・睡眠中はクリーニングし続けることが難しいので、インナーチャイルド(潜在意識)に自分で気づいていないことも含めてクリーニングするよう教えてあげます。

そうすると、自動的にクリーニングしてくれます。

コツ

頭で考えないでクリーニングする

「記憶か愛か、そのどちらかしか選べない。あなたは今どちらを選択した?」

「アロハ!」P32

「心が楽になるホ・オポノポノの教え」の対談で、ヒューレン博士に女性二人がリアルな悩みを打ち明けます。

「4つの言葉を言うだけで本当に問題が解決するのか」「続けるのが大変」という彼女らに、ヒューレン博士が言ったことがクリーニングの参考になります。

理屈を分析しないとクリーニングできませんか?

別に心を込めなくても、「愛しています」と機械的に心の中で唱えればいいんですよ。本当にそれができないとしたら残念ですね。被害妄想を膨らませて悶々としているより、クリーニングをして問題を解決してしまうほうがずっと早いのに。

「心が楽になるホ・オポノポノの教え」P211

悩む暇があったら、クリーニングしましょう。

「いつまでも記憶と遊んでばかりいないでね」

「アロハ!」P33

どんな出来事もクリーニングの機会だと考えて、クリーニングに専念してください。

難しく考えないで、ひたすらクリーニングし続けるのです。

「クリーニングしきれていないから、思い出し、何かが起こるんだよ。

(中略)

それは悪いことではなくて、ただクリーニングするチャンスをいろいろな形で与えられているだけなのだから、あれこれ頭で考えるのではなく、素直にクリーニングすることが最大のコツだよ」

「アロハ!」P102

クリーニングを習慣にする

クリーニングが日課になれば、考えすぎることも努力して問題を解決しようとすることもなくなります。

顔を洗う・歯磨きをする・お風呂に入る、そういう行為と同じようにクリーニングを習慣にしてしまいましょう。

また、「クリーニングしたから、何か良いことが起きないかな」と思ったら、期待は「記憶」なのでそれもクリーニングします。

クリーニングの結果にこだわらず、日課として続けてください。

すべてのことに責任を持つ

不安になったり、現実と向き合うことから逃げたりしないで、「どんなことも自分のこととして受け入れる」と決めることが大切です。

私たち人間は他人を変えることも現実をコントロールすることもできませんが、記憶をクリーニングすることはできます。

クリーニングによって自分が変われば(ゼロの状態)、努力しなくても自然と現実は変わっていきます。

インスピレーションに従って行動するだけで、あなたは最善の状況に導かれます。

「自分の内側にあるものが、外の世界に投影される」のですから。

(前略)モーナ女史は、いつも言っていました。

「そう、何もかもわたしだったのです。すべては、自分のなかで起きていることなのです」

あなたにも、ここのところまで納得してほしいのです。

「自分自身を見なさい。いつでもひたすら自分を見なさい」

「ウニヒピリ」P21

まず「自分が変わる」こと。

そうすれば自分の内側の楽園が、外の世界に反映されているのを見つけるでしょう。

参考文献

(著)イハレアカラ・ヒューレン(インタビュー)櫻庭雅文「みんなが幸せになるホ・オポノポノ」徳間書店/2008年

(著)イハレアカラ・ヒューレン(インタビュー)河合政実「豊かに成功するホ・オポノポノ」ソフトバンククリエイティブ/2009年

(著)イハレアカラ・ヒューレン(インタビュー)丸山あかね「心が楽になるホ・オポノポノの教え」イースト・プレス/2009年

(著)イハレアカラ・ヒューレン、KR(インタビュー)平良アイリーン「ウニヒピリ」サンマーク出版/2010年

(著)カマイリ・ラファエロヴィッチ(訳)平良アイリーン「ホ・オポノポノライフ」講談社/2011年

(著)平良アイリーン「アロハ!」サンマーク出版/2013年