ホ・オポノポノの神髄。なぜ効果があるのか?

掃除

目次

  1. 記憶
  2. 記憶の再生
  3. 一瞬一瞬がクリーニングの機会
  4. インスピレーションから行動する
  5. ホ・オポノポノの神髄

ホ・オポノポノは「本当の自分」に戻るための方法です。

本当の自分は「ゼロ(空)の状態」にあり、インスピレーション(光)を受け取ることができます。

インスピレーションから行動すると、流れに乗ることができるので、努力不要で「本当の自分」としての役割を果たし、才能を最大限にいかすことができます。

しかし潜在意識の中に「記憶」が詰まっていると、記憶によって光が遮断されてしまいます。

ホ・オポノポノによって記憶を消去(クリーニング・浄化)することにより、ゼロの状態に戻ることができます。

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記憶

100%自分の責任

記憶が光を遮ると、記憶が再生されます。

問題が起きるのは、「潜在意識の中の過去の記憶」が再生されるからです。

ですから、人間関係・病気・お金などで悩みを抱えているのは、「過去の記憶」が原因なのです。

すべての問題は自分の中で起きています。

ですから自分の問題だけでなく他人の問題についても、「100%自分の責任」なのです。

問題が起きるのは他人のせいではありません。

記憶の共有

記憶は、自分と他人で「共有」しています。

他人が何かを体験したら、それは自分の中にあるということです。

自分の問題

人間関係の悩みでは、「相手が悪い」と他人のせいにしてしまいがちです。

しかし「自分の潜在意識の中の記憶」が再生されているので、相手はそういう言動を取るのです。

問題は自分の中にあるので、自分の記憶をクリーニングします。

自分の中の記憶を消去すると、相手の記憶も消去されます。

相手は「自由」になり、その人の精神・体にとって完璧なことが起きます。

完璧な状態にある相手は、あなたを悩ませるような言動をしません。

クリーニングで、自分も相手も自由になることができます。

他人の問題

自分の中の記憶を消去することによって、他人の問題を解決することもできます。

問題の原因となる記憶は、自分と他人で「共有」しています。

自分のその人に対する潜在意識の記憶がゼロになれば、相手の悩みは消えます。

記憶の再生

欲望=神から離れる

欲望は「desire」(de-sire)です。

de=「離れる」

sire=「父親(神)」

欲望は「神から離れる」という意味です。

欲望=記憶の再生

思考・思いこみ・欲望・先入観・偏見・夢は、すべて記憶です。

「潜在意識の記憶が再生する」と、願望・欲望・期待・意図となって現れます。

ですから、願望・欲望・期待は「ゼロの状態」ではありません。

欲望を握りしめている時(執着)は「記憶の再生」なので、インスピレーションは届きません。

もし力ずくで手に入っても、「本当の自分」として求めたものではないので、そのものの真価を最大限にいかすことはできません。

記憶が再生して、「これが欲しい」「あれがしたい」「そうなったらいいな」と思ったら、クリーニングしましょう。

願望(執着)を消去して、「ゼロの状態」に戻るのです。

クリーニングして執着が薄れると(空)、インスピレーション(一番ふさわしいもの)が与えられます。

記憶が人間を動かす

記憶が人間を動かしていますが、人間はそれに気づいていません。

そのような記憶から行動すると、期待・興奮・疲労を体験します。

努力も必要です。

記憶からくる体験だとしても、「クリーニングする機会」だと考えて、記憶を消去します。

潜在意識をクリーニングすると「空」になり、神聖なる存在からインスピレーション(光)が届きます。

プレゼント

KRさんが経済的に不安定だった頃の話です。

車が欲しかったけれど、高くて買えなかったKRさん。

クリーニングし続けて、そのことが気にならなくなった頃、父から車をプレゼントされました。

その時、モーナさんがKRさんに言ったこと。

(前略)「クリーニングしたから、正しいときに正しい状態で(車が)現れてくれたのですよ」(中略)

「もし、あなたがクリーニングしないまま、車をもっと早く手に入れていたら、大きな問題が起きていたかもしれませんね」(後略)

「ホ・オポノポノライフ」P84

「急がば回れ」ですね。

行動する前に、クリーニングしましょう。

一瞬一瞬がクリーニングの機会

感情を「体験」する

怒り・不安などの感情は、「今が、記憶をクリーニングする時だよ」と教えてくれています。

怒りを「体験」した時に、気づかないふりをしないで、きちんと意識を向けてください。

感情はインナーチャイルドの声です。

問題=クリーニングの機会

問題が起きた時は、「自分を浄化する機会」が与えられたと考えて、クリーニングしてください。

他人のせいにする暇があったら、「100%自分の責任」と考えて、記憶を消去しましょう。

一瞬一瞬が「クリーニングの機会」です。

感情・思考などの「体験」を、「記憶の再生」として一つずつクリーニングしていきます。

クリーニングすると別の悩みが出てくるかもしれませんが、それもクリーニングします。

今いる場所が、今の自分にとっているべき場所です。

今いる場所に存在する人・物は、たくさんの「クリーニングの機会」をあなたに与えてくれます。

つらいかもしれませんが、逃げないでください。

「100%自分の責任」として、記憶を消去していきましょう。

記憶に対して、「見せてくれてありがとう」「体験させてくれてありがとう」「思い出させてくれてありがとう」と感謝して、愛をもってクリーニングしてください。

インスピレーションから行動する

すべての「体験」は、記憶かインスピレーションのどちらかです。

記憶を消して潜在意識をきれいにすると(ゼロの状態)、インスピレーションが降りてきます。

インスピレーションから行動すると、努力は不要になります。

カメラマンが、「愛しています」と言ってカメラに話しかけてあげたら、自分でどんなアングルがいいかなどということを考えなくても、勝手にカメラが動いてもっともいいアングルを向いてくれるようになります。

「みんなが幸せになるホ・オポノポノ」P89

自分だけでなく関係する人・物にとっても、最善のことが完璧なタイミングで起きてきます。

必要なものが与えられ、それぞれの能力が最大限に発揮されます。

ホ・オポノポノの神髄

KRさんが経済的に困っていた時に、モーナさん(ヒューレン博士やKRさんにホ・オポノポノを教えた人)が言った事。

「宇宙があなたに用意してくれていることを受け取るには、そのぶ厚い記憶を一つ一つあなたが責任を持ってお掃除していくことですね」

「ホ・オポノポノライフ」P80

この言葉に、ホ・オポノポノの神髄があります。

引用・参考文献

(著)イハレアカラ・ヒューレン(インタビュー)櫻庭雅文「みんなが幸せになるホ・オポノポノ」徳間書店/2008年

(著)イハレアカラ・ヒューレン(インタビュー)河合政実「豊かに成功するホ・オポノポノ」ソフトバンククリエイティブ/2009年

(著)イハレアカラ・ヒューレン(インタビュー)丸山あかね「心が楽になるホ・オポノポノの教え」イースト・プレス/2009年

(著)カマイリ・ラファエロヴィッチ(訳)平良アイリーン「ホ・オポノポノライフ」講談社/2011年