【水野南北】少食・粗食の開運効果と適量

アメコミのヒーロー

目次

  1. 少食・粗食
  2. 腹八分
  3. 三年、食を慎むと必ず開運する
  4. 南北の名言

南北は自身の一日の食事量を、麦一合五勺・酒一合と決めていました。

観相家として成功した人物なのに、これほどの少食にできるのが驚異的です。

「みんなに手本を示したい」という南北の優しさのあらわれですね。

この記事では、南北の言う少食・粗食の運勢的効果と少食としての食事量を説明します。

なお、すでに少食の開運効果について記事を書いてますので、詳しい内容はそちらをご覧いただくとして、他の記事とかぶらない話と要点だけまとめます。

▽関連記事:少食は凶を吉に変え、吉を大吉にする

▽関連記事:大食・美食は運勢的に危険な行為

少食・粗食

少食の人

  • 大きい困難・失敗がない

ちなみに、食事量がいつも適量の人

  • 運勢は人相のとおり

と、ここまでは理解できるんですが、以下、少食のチートっぷりが爆発します。

少食の人@悪い人相・貧乏の人相

  • 運勢は良い
  • 相応に幸せ
  • 何事もうまくいく
  • 長生きする
  • 病気とは無縁
  • 特に晩年の運勢が良い

人相の意味あるの?

少食によって悪相が壊滅的打撃を受けております。

粗食の人@貧乏の人相

  • 財産を得る
  • 長生きする
  • 晩年は吉

南北の言う粗食とは「自分の身分(生活水準)より低い内容の食事」のことです。

少食かつ粗食の人@悪い人相・貧乏の人相

  • 財産を得る
  • 出世する
  • 晩年は吉

攻守に優れたっていうか、ピッチャー兼キャッチャーみたいな無敵っぷり。

少食、強し。

少食の人は病気にならない

(修身録一巻)

五十歳前に病気にかかり死相が出ている人でも、いつも少食を守っている人は、必ず生き延びる。

これは病気ではなく、方災(方角の禁忌を犯したことによる災厄)である。

命は食を基本としており、いつも少食なら病気とは無縁である。

ゆえにこの種の病人は方災であり、薬を使っても無駄だ。

少食の人は穀物の消費量が少ないので、自然と徳を積んでいる。

よって方災があっても死なない。

こういう人を自分も何人か観相している。

食は収入の基本

(修身録一巻)

決まった収入が欲しいなら、まず食を定めなさい。

高収入を得たいなら、少食を守ることだ。

三年間、食を慎み徳を積む時は、たとえ無収入の相があっても自然と収入を得る。

そういう人を私は数人知っている。

繰り返すが、食は収入の基本である。

人相・手相などにもともと吉凶はない。

飲食を厳重に定めることが良い相である。

飲食が定まらないことが悪い相である。

腹八分

食事量

  • 「腹八分」が節目
  • 満腹にならない量が最善

肉体労働者は例外

肉体労働の人は、以下の要素によって適量が異なります。

  • 仕事内容
  • 体つき
  • 体質

腹八分の目安

(修身録三巻)

その人の体が大きいか小さいか、また強いか弱いかによって、それぞれ適量が異なる。

二膳・三膳でお腹いっぱいの人もいれば、四膳・五膳食べて満腹になる人もいる。

たとえば三膳で満腹になる人は、二膳半でやめておくことを腹八分といい、腹八分のことを節という。

空腹で食べようとすると、内臓の入口が自然と開いて食べ物を受け入れる。

腹八分目になると、自然と内臓の入口は閉じる。

そこで食べるのをやめれば良いのに、さらに食べるので内臓の入口が閉まらなくなり、たくさん食べないと満腹にならないという悪循環が生まれる。

これは暴飲暴食であり、病気・凶運の原因になる。

不幸・病気は、すべて食べ過ぎが原因だと知りなさい。

人格者・有識者であっても、不幸・病気の人はすべて食を慎まない人である。

食の慎みがない人は、本当の人格者・有識者ではない。

そのような人はある意味化け物である。

三年、食を慎むと必ず開運する

(修身録三巻)

食は心身を養う基本である。

ゆえに食を慎むと心身ともに健康で、気が自然に開いてくる。

気が開くと運もそれにつれて開いてくる。

「運気」というのは、運は気にしたがうという意味だ。

食べ過ぎると、腹の調子が悪くなり、気も自然に重くなる。

気が重いと、気色が滞り明るくならない。

気色が明るくならないと、運がひらくこともない。

まず三年、食を慎みなさい。

もし運気が開けないなら、この世界に神などいない。

水野南北は、天下の敵である。

南北の名言

南北が書物を残してくれたからこそ、私たちは少食開運法を知ることができました。

南北は平凡な占い師ではありません。

言葉の一つ一つに、「自ら実践した」人の凄みがあります。

私たちは奇才・水野南北と同じ時代に生きてはいませんが、その言葉・名言を通して人となりを知ることができます。

人間は弱い生き物ですから、何かをやり遂げたくても途中で挫けそうになることも多いです。

おまけに現代は飽食の時代で、様々な誘惑に囲まれています。

そんな時は、南北の言葉・行動を思い出してみてください。

私たちが生まれるよりずっと昔に、成功したにもかかわらず少食・粗食を貫いた、稀代の名占い師「水野南北」の名言です。

「人を占うことの本質は、自分の慎みにある」

参考文献

(訳)玉井禮一郎「食は運命を左右する」たまいらぼ/1984年

水野南北「開運の極意」

若井朝彦「江戸時代の小食主義」花伝社/2018年