かなり前の話ですが、漫画雑誌の読者投稿欄に「汚部屋住み パワースポット めぐる馬鹿」という川柳がありました。
読んだ時に目から鱗が落ちましたが、今でもそのインパクトは薄れておりません。
風水だ、パワースポットだ、なんだかんだと開運行動にいそしむ前に、「とにかく掃除しろ、話はそれからだ」というのが、今回のテーマであります。
スピ歴10年、いまだ何の特殊能力も開かない私が、いつものように自分の失敗談を交えて(そういう話は山ほどあるよ)、経験上わかった「開運したいなら、何を優先すべきか」を説明します。
【目次】
基本がダメなら、開運行動は効果なし
スピリチュアルといえば、外せないのがパワースポットです。
地味系スピの私としては外しても問題ない、むしろ外すべきだと思うのですが、スピリチュアル商法的にうまみがありまして、関係者にとってはお金を生み出す玉手箱になります。
でも世の中、なんでもビジネスになるので悪いことではありませんが、無垢な一般人が情報に踊らされるのは見るに堪えません。
ブームは一般人からはじまるより、ビジネス的な仕掛人によるものの方が多いと考えます。
あと、「パワースポット行けば開運するんだ!」みたいな迷信というか思い込みを持つと、そういう他力本願な考え方を修正するのに後々難儀します。
私も無駄にスピ界に10年生息してるわけではないので、「開運の仕組み」「どうしたら効果が出るのか」もわかってくるのです。
経験を踏まえて注意喚起しますと、「基本がダメなら、飾っても(開運行為)無駄」ということです。
そうすると「基本て何?」となりますよね。
開運の基本は「足さない・空(くう)を作る」
【ありがちな開運行為】
- 風水でどの方位にどの色を置く
- パワースポットでエネルギーチャージ
- 吉方位に旅行する
- パワーストーンを身につける
- ラッキーフードは何だ
それ単独で効果があるかないか言ったら、あります。
あるんだけど、基本がどうなってるかで変わってくるので、こういう開運行動をメインにしないことです。
そして恥ずかしながら、私全部やってます。
だから偉そうなこと言えませんが、それやっちゃうと開運行動に依存する危険性があるし、私みたいな面倒くさがりな人は基本を疎かにしてしまうんですね。
基本というのは「部屋をきれいにして、腹八分目」を実行することなんですが、これは体を動かすし、お腹いっぱい食べられないしで面倒・我慢が苦手な人はやりたがらない。(昔の私だ)
でも、この基本をすっ飛ばして開運行動したって絶対無駄です。
基本(部屋がきれい・腹八分目)が根幹で、その他の開運行動なんか枝葉にすぎません。
経験者(私だ)は語りますよ。
「物事は振り子のように、同じだけ左右に揺れる」という法則があるので、掃除・腹八分目は「空(くう)」を作る行為で「マイナス」側に揺れます。
そうすると自動的に法則が働き、「プラス」側に揺れる(良いことが起きる)ことになるのです。
【基本を疎かにして開運行動した私の例】
- いいことあっても長続きしない
- 最初いいと思ったけど、後で良くないことが判明
- せっかく願いが叶っても、後でどうでもよくなる
このように、まったく流れに乗れないんです。
頭の中が整理されてなくて、何が大切なのかわからない状態で、無駄な行動が多かったです。
逆に部屋がきれいな時は「動く時がわかる」し、これが欲しい・あれがしたい等の無駄な欲望も減りました。
人生が簡略化されるんです。
「足さない・空を作る」以外は不要
流行とかキラキラしたものって価値があるように見えるんです。
でも、その多くは見た目だけ。
人目を引かないものの中に、大切なもの(こと)が隠れています。
「むやみに足さない」「空(くう)を作る」のが開運の基本・スタートであり、極論すれば他の開運行動は一切必要ないです。
満席だと良いもの(こと)が入って来る余地がないので、空席を作ってあげる。
そしたら自分から行動しなくても、良いものが向こうから来てくれます。
満席なのにやって来るのって、結局無駄なものばかりです。
人間でいうと、満席なのに割り込もうとする人は招かれざる客です。
「何かをしたい(足したい)」気持ちはわかります。
でも勇気を持って、「何もしない」「引く(空を作る)」を実践してみてください。
生活がシンプルになるし、頭の中もスッキリするし、そしていつの間にか良い流れに乗れてますから。
以上、霊能力者でも占い師でもない一般庶民の、体験からわかった開運のコツでした。