意識が高い人より、心があたたかい人を目指す

バレンタインデー

勝ち組・負け組とか「意識高い」とかの言葉が世の中に浸透してから、結構経ちますね。

私、この言葉を聞くたびに悲しいなと思います。

親しい人でこういうことを言う人がいないので(上司は言ってるけど)、情報商材とかのビジネス関係者が流行らせたと思ってます。

競争・見下しの気持ちが伝わってきて、そこに「謙虚」「他人の気持ちを思いやる」の要素がない気がします。

【目次】

  1. 何のために自分を向上させたいのか
  2. 得意・不得意、できる・できないは個性
  3. 根拠のある自信は、脆く崩れやすい
  4. 「あたたかい」を目指せば、自然と意識は高くなる

何のために自分を向上させたいのか

自分を磨くのはとても良いことですが、自分アピール・自分が得する・自分が注目をあびることを目的としてやるのは、行動の効果が半減するのでもったいないです。

「自分を向上させたい」「成功したい」、その動機はほとんどの人が承認欲求からです。

私にも承認欲求はありますから、それを色んなメソッドで手放している最中なんです。

だけどほんの少しでいいから、自分を向上させた延長線上に、「社会を良くする」「人の役に立つ」という結果を見て欲しいです。

人間は他人と関わって生きてるので、相手の気持ちがわからないと生きづらくなります。

そしたらせっかく自分の意識を高くしても、それを活かす場面が減ってしまいます。

得意・不得意、できる・できないは個性

相手の気持ちがわかるというのは「あたたかい」部分になります。

人間はみんな年を取っていきますが、「自分は意識が高い」「人より上」と思っていると、いつまでたっても他人の行動に対して無理解・批判を示す人になります。

人間は個性があって、得意・不得意があります。

できること・できないことも人によって様々で、「できる」から偉いとか「できない」からダメとかそういうことではないんです。

でも高い所に自分を置きたい人は、自分ができることを他人ができないと「何でできないんだ」と思い、他人ができることを自分ができない時、「別にそんなこと、できなくてもいい」と思うわけです。

そこには「冷たさ」があって、他者を突き放す考えです。

それは、年齢を重ねることによって得られる「深さ」「寛容さ」とは真逆にあります。

根拠のある自信は、脆く崩れやすい

本当の意味で意識が高い人は、自分で自分を「意識が高い」と言わないし、他人を「意識が低い」と判断することもありません。

人間はエネルギーを生み出していますが、他人との分離を含む考え方(見下し・他者批判)をするのはおすすめできません。

そういう「冷たさ」は内側でのエネルギーの流れを堰き止めるので、自分の良さに気づけなかったり、自分に対する自信が減ってしまうのです。

そうすると他者を批判することで自分の価値を認めようという傾向が強くなります。(弱い犬ほどよく吠える)

また自分に自信がある人でも、その自信は達成できたこと・所持しているものに根拠を置くので、何らかの変化が起きた時に崩れやすいです。

すべてのものは変化し移ろうので、自分では良いと思っているもの(こと)の価値も増減します。

なので自分のことを「意識が高い」と思っている人は、根拠が崩れた時・他人からの承認が得られない時に精神的な落ち込みが激しいのです。

「あたたかい」を目指せば、自然と意識は高くなる

「あたたかい」は維持が簡単

自分の内側に「あたたかさ」を増やせば、それが行動にあらわれます。

「他者に対する理解」を伴う行動ができるので、自分も他人に理解してもらいやすいです。

また行動に「深み」が出るので、年齢を重ねた時に「味のある」人になります。

常々思うことは「かっこいい」「きれい」を維持して生きるのって大変だと思うけど、「あたたかい」は一度ものにしてしまえばその後の維持がすごく簡単ということです。

たとえば杉良太郎さんは長いことボランティアをされてますが、規模が理解できないレベルになっています。

人に尽くすことが、呼吸することと同じになってるんですね。

ボランティアされてなくても杉さんはかっこいいですが、行動していることにより外見だけでなく中身もかっこよくなり、意識が高いってこういう人を言うのだと思います。

寄付しなくても、思いやり・理解を示すことも「あたたかい」行動です。

与えよ、さらば与えられん

「あたたかい」人を目指せば、自ずと意識が高い人になれます。

自分から意識の高さを発信しなくても、自分で「意識が高い」と思ってなくても、他人がちゃんと見てくれます。

もし他人が見てなくても、自分自身が見ています。

誰も見てなくてもあたたかさを維持できたら(与える)、与えたものが自動的にかえってくるのです。

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