現代の小麦には何百回も遺伝子変化が加えられています。
確かに遺伝子操作により収穫量が増え、病気・日照り・高温・冷害に耐えることが可能になりました。
しかし、遺伝子構造に大きな改変があったのに、人体への安全性をテストしないまま世界に広がってしまいました。
古代の小麦と現代の小麦は別物
Dr.ウイリアム・デイビス(「小麦は食べるな!」の著者・小麦過敏症)が、古代の小麦と遺伝子操作された現代の小麦を食べる人体実験をしました。
- 古代の小麦
- 現代の小麦(有機栽培)
食べる前の血糖値:84mg/dl。
食後:110mg/dl。(炭水化物摂取後としては予想の範囲内)
体調:変化なし。
食べる前の血糖値:84mg/dl。
食後:167mg/dl。
体調:直後に気分が悪化/胃のむかつき(36時間)/腹痛/翌朝は頭が働かない
実験結果を見る限り、両者を同じ品種と見ることは不可能です。
それほど現代の小麦は、古代の小麦が持っていた健全さを失ってしまったのです。
小麦断ちで健康を取り戻す
小麦の摂取により、脳・心臓・肝臓・腸など体のほとんど全ての器官が被害を受けます。
Dr.ウイリアム・デイビスは、食事から小麦を除去することにより多くの病気が改善・完治した例をいくつも見てきました。
小麦が原因と考えられている症状・病気
- 頭痛
- 不安
- うつ病
- 統合失調症
- 自閉症
- ADHD
- 認知症
- 慢性疲労
- 吐き気
- 消化不良
- セリアック病
- 過敏性腸症候群
- 発作
- じんましん
- 自己免疫疾患
- 糖尿病
- 心臓病
- いつも病気にかかっている
小麦断ちの効果
糖尿病傾向の患者が、食事から小麦(砂糖より血糖値を上げる)を除去した結果、以下のように症状に大きな改善が見られました。
- 胃酸の逆流がなくなる
- 腸の活動が改善
- 活力が出る
- 集中力が高まる
- 思考がクリアになる
- 睡眠が深くなる
- 発疹がなくなる
- 関節リウマチの痛みが改善・なくなる
- ぜんそくの症状が改善・なくなる
しかし、小麦断ちを継続した後に、ほんの少し小麦を食べただけ(プレッツェル1~2個・カナッペ1つなど)で症状が戻ってきたのです。
小麦を食べると症状が復活、食べないと症状が改善・消滅という現象が何度も繰り返されました。
2週間の小麦断ちで必ず変わる
小麦を断つことで、健康という財産を手に入れることができます。
小麦でできた食べ物は非常に中毒性がありますから、最初は難しく思うかもしれません。
でも、まずは3日試してください。
そこを切り抜けたら楽になれます。
2週間経過すると、小麦製品を食べたいという欲求はほとんどなくなっているはずです。
小麦まみれ(&過食)だった私が保証します。
異常な食欲とはさよならしましょう。
小麦グルテンを含む食べ物の例
- ラーメン
- パスタ
- うどん
- 焼きそば
- 揚げ物
- 天ぷら
- カレー
- シチュー
- ケーキ
- ドーナツ
- 菓子パン
- ピザ
- お好み焼き
- 中華まん
- 餃子
- クッキー
- スナック菓子
- かりんとう
- 醤油
- ビール
小麦断ち前の私が大好きだったものばかりです。
あんなに食べたくてしかたなかったのに、今は「別に食べなくていい」という感じです。
小麦断ちのコツ
小麦断ちした最初の頃は、小麦製品を一口食べただけで過剰な食欲が復活する可能性があります。
なので、2週間は完全に除去します。
一日に一口だけなら、と自分を甘やかさないでください。
小麦断ち初心者の時期は、小麦による暴力的なまでの食欲を振り切るのはまず不可能だからです。
小麦中毒に対する最も効果的な対処法は、完全除去です。
それ以外にありません。
参考文献
(著)ウイリアム・デイビス(訳)白澤卓二「小麦は食べるな!」日本文芸社/2013年