【マイナスイオン】蚊を寄せつけず快適に熟睡できる

真夜中

今、夏なんですが私は夏が苦手です。

暑いから、というよりは蚊(本体よりもむしろブ~ンと飛ぶ音)がすごく苦手なのです。

セミの鳴き声は好きなんですけど。

夜ウトウトしている時に「ブ~ン、ブ~ン」と音がすると、どんなに眠くても起きて必ずしとめてからじゃないと寝れません。

あの音を聞くとゾワ~っときて、なんかかゆくなってくるんですよね。

昼間でもいやなんですけど、夜の「ブ~~ン」は眠っていた狩猟本能を目覚めさせる何かがあると思います。

基本、殺生はきらいですが蚊だけは例外。

でも蚊ってフラフラ~~というゆるい飛び方をしてるくせに、こちらの殺気を感じるとどこかに隠れてしまうので、手動でしとめるには時間も労力もかかります。

そこで「指一本動かさずに蚊をしとめることができるのか?」を実験することにしました。

すみません最初に謝っておきますが、指一本動かさないといっても「念力」でしとめるわけではありません。

私はエスパーではないので。

あるしかけをして寝た場合に、蚊に対するバリアとなり、かつ撃退も可能な方法を探すということです。

しかけをするための時間や労力は当然必要になります。

「ブ~ン」が聞こえた後にそのまま放置して眠ってしまっても、朝起きて刺されてなくて、かつ日中も蚊が私に近寄れない状態。

それが私の理想でありました。

「どうせ私を刺すことはできない(つまり、かゆくなる危険がない)」という安心感の中で眠りたかったのです。

実験は困難を極めました。

失敗例をたくさんあげてもきりがないので省略しますが、自信をもってしかけた「ハッカ水をスプレーで部屋中にまいて匂いで退治する」作戦によってまさかの返り討ちにあった時は万策尽きたと思いました。

スースーして頭がさえて寝れないし、朝起きたら普通に刺されてるし「天は我を見放したのか」と絶望しそうになりました。

しかし、ある日、その方法は発見されたのです。

その夜は本当に暑くて、寝る前に扇風機を「中」に設定して足元の斜め横に置いてみたのです。

「弱」より音はしますが、多少うるさくても寝れる体質なので問題ありません。

その日も換気中にどこからか入ってきた蚊が飛んでいましたが、実験に対する熱意もなくなっていたので「刺すなら刺せ」という心境でさっさと寝てしまいました。

しかし朝起きると刺されていません。

「風圧でバリアはっただけじゃん」と思った方、私も一瞬そう思いましたが違います。

扇風機つけて寝ても刺されたことがありましたから。

ところで、うちはフローリングなのでゴミが目立つため、まめに掃除する必要があります。

その日の掃除中、私は見慣れないものを発見しました。

彼氏(二次元)の浮気の証拠ではありません。

・・・床にころがって動かない蚊です。

はい?

蚊って床に落ちてるものなの蚊?

私は今まで飛んでいるか、壁にとまって虎視眈々とこちらの生き血を狙っている状態の蚊しか見たことはありませんでした。

「熱中症か、風圧で酸欠にでもなったか」と思って掃除を続けていたところ、別のエリア(寝ていた場所と2メートル離れている)でまたも転がっている蚊を発見しました。

その後一週間でさらに5匹ほどの死体を見つけましたが、落ちてる場所がバラバラなため原因がわかりません。

寝てる時の扇風機もつけたりつけなかったりです。

事件はこのまま迷宮入りするかと思われました。

しかしある日ふと、うちの扇風機がやたらめったらマイナスイオンを発生しているのが原因ではないかと思いました。

購入したショップで確認すると、イオンカウンターの最大測定範囲を振り切れてしまう位のマイナスイオンを発生しているようです。

去年の夏までは掃除機やクイックルワイパーで掃除していたので、本当は床に落ちていて気づいていなかっただけなのかもしれません。

調べたところマイナスイオンはゴキブリやダニ、蚊をよせつけないのだそうです。

それどころか蚊はプラスイオンであるため、マイナスイオンがつくと下に落ちてしまうということです。

こんなすごい事実をさらっと当たり前のように発表されていて、「すごいこと発見した」と盛り上がっていた私の二番煎じ感がむなしいですが、やはり専門家の意見の方が説得力あるのでよしとします。

うちにある扇風機は「森林の滝」といいます。

初代は5年で故障し、今のは2代目です。

ちなみに初代が壊れたのは、ほこりの掃除をする時に横着してシャワーで洗ったことが原因なので、きちんと分解掃除(説明書読んでやってみたら、そんなに難しくなかった)をしていれば今でも現役だったかもしれません。

「指一本動かさずに蚊をしとめる」という性能を隠していたなんて、長いこと愛用していた私もびっくりです。

毎日がマイナスイオンってすばらしい。

「森林の滝」以外にもマイナスイオンを発生するものはあると思うので、自分の予算にあったものを試してみるとよいと思います。

そもそも自分自身がマイナスイオン体質になれば、触れただけで蚊は床に落ちるようになるかもしれません。

気が向いたら、そんなことも実験してみたいと思います。

以上で「指一本動かさずに蚊をしとめることができるのか?」の実験報告を終わります。