今回は、飽きっぽい人の、飽きっぽい人による、飽きっぽい人のための基本のアファメーションを紹介したいと思います。
アファメーションとは、肯定的な表現を使って自分に語りかけることです。
私は色々なアファに手を出しているのですが、「これさえ言っておけばOK」みたいな基本のアファがあるといいなと思っていました。
どういう表現だと飽きずに続けられるのか考えて、やっと見つけたしっくりくる言葉の組み合わせです。
特技が三日坊主の私でも続けている、短いのに効果的なアファです。
なぜ効果があるのか、その理由を本から引用して説明します。
「他人も幸せ」は強い
具体的な願望をアファすると執着が強まって「自分が幸せ」という状況を追い求めてしまう傾向があります。
つまり願望が願望を呼び、収拾がつかなくなるのです。
後で考えたらどうでもいいようなことを願ったことはないですか。(私は耳が痛いです)
願望実現には対価が必要なので、小さなことをやたらめったら願うのはエネルギー(対価)の無駄使いです。
それに「自分が幸せ」の先に「他人も幸せ」を見ないと、アファを含めたすべてのメソッドの効果は半減、もしくは長続きしません。
潜在意識を浄化して願望を整理すると、「他人も幸せ」を考えやすくなります。
なので「潜在意識を浄化する」方向性でアファをした方が、「自分にとって本当に必要なこと」がわかって、それ以外は「流れに任せる」シンプルな毎日を送ることができます。
▽願望実現には対価が必要である
続かないアファメーションの例
基本のアファを紹介する前に、飽きっぽい人だと続かないアファの特徴からみていきます。
データは私からしか取っていないのですが、飽きっぽさなら自信があるという方には参考になると思います。
長いアファ
欲張って一つのアファにあれもこれも詰め込むと、どんどん長くなってしまいます。
でも飽きっぽい人は、長い文章は「新月の願い事」「願いごと手帖」に書いた方が良いです。
アファが長いと途中で面倒くさくなって、やめてしまう確率がぐっと高まります(当社比)。
特定の願いごとに関するアファ
「私は仕事ができる」など、特定の目標についてのアファも長く続きませんでした。
最初はいいのですが、現状がなかなか変わらないとアファの内容に対してだんだん「なんかしっくりこない」と思うようになります。
違和感を感じながら無理に続けてると、ある日面倒くさくなってやめてしまうパターン。
特定の願いごとアファもきっちりやれば効果はありますが、飽きっぽい人やすぐに結果を求めてしまう人にはあんまり合わないです。
続けられるアファメーション
短いアファ
短いとすぐに言い終えるので、1000回アファする時に楽です。
数取器をリズミカルにカチカチ押すのも楽しいです。
ちなみに1000回アファするなら数取器はあった方が便利ですし、アファが捗ります。(なくてもOK)
抽象的
抽象的な表現のアファは、確実に効果があると思います。
特定の内容のアファをする時によくある、アファの内容と現状を比べてがっかりすることを防止します。
「アファなんかやっても意味ない」と途中でやめてしまうのはもったいないです。
飽きっぽい人がアファに使う言葉は、この2つがベスト
では飽きっぽい人におすすめの、アファメーションに使うとよく効く言葉を書きます。
それは「神様」「愛しています」です。
私はそのまま「神様、愛しています」とアファしています。
あまりに抽象的な言葉なので「効果あるの?」と思われたかもしれません。
「信頼してる」「委ねてる」「与える」という雰囲気の言葉ですが、不安になっている時にとてもよく効きます。
効果といっても「宝くじ1等当選」レベルのすごいことではないですが、不安じゃなくなって前向きに考えられるようになりました。
なんかね、昔は不安症候群で三歩進んで五歩下がるみたいな、その内一周遅れになっちゃうよ!みたいにネガティブだったんですけど。
前だったら一週間くらい落ち込んでたような事が、今は一晩寝れば普通に元気になってます。
何なら5分で立ち直っています。
例えて言うなら、心の中に「回復の泉」があるみたいな。
「何があっても大丈夫だし、きっとうまくいく」と思えるようになった自分の変化にとても驚いています。
宇宙の神秘、神様の本領発揮みたいなアファです。
だてに数千年もの長い間、人類から信仰されてるわけではないです。
ヒマラヤ聖者の生活探求
以下は私が「神様」「愛しています」の言葉が最強だと確信した文章です。
神の生命と愛と英智とひとつになるには、意識して神に触れることです。意識的に神に触れているということは、今晩こうして豊かな料理がわたしたちに押しつけられるように、いやでも豊富が押しつけられることです。(中略)この本来の豊富さを悟れば、人はいろいろな制約や限定の枠を遥かに超えるようになることは間違いないのです。豊富を思うに当っては細かいところまで考えることは一切捨てなければなりません。
引用:ベアード・T・スポールディング「ヒマラヤ聖者の生活探求」第1巻
『神』というこの言葉の波動だけでもわれわれが体内に造り上げてしまっている催眠状態[老・病・死・苦等]からわれわれを脱け出させてくれることが今では解っています。
□最大の言葉は神です。神なる言葉では人は催眠状態にはされませんが、その他の言葉ではされてしまいます。この神なる一点に直接向き直るなら、最大のことを成就するようになります。神という言葉はいくら頻繁に口に出しても、出しすぎることはありません。
□「愛」はその周波数では非常に「神」に近い言葉です。(中略)愛は又、その人の周囲に極めて顕著な形のオーラを築くので、愛を出している場合は殆んどそれとわかる程です。それは丁度、防護服のようなものです。
引用:ベアード・T・スポールディング「ヒマラヤ聖者の生活探求」第5巻
「ヒマラヤ聖者の生活探求」はすごくおもしろいのでおすすめです。
潜在意識を浄化すると人生はシンプルになる
飽きっぽい人は毎日基本のアファをして、特定の願いごとは紙に書いて放置がいいと思います。
急な変化を望むのではなく、「急がば回れ」で毎日コツコツ取り組んで、気づいたら変わっている方向を目指した方が効率的です(経験者)。
「神様、愛しています」と唱えてると変な気負いがなくなって、気持ちが軽くなります。
心が軽いと行動するのが楽しいし、いつのまにか流れにのることができます。
その流れが、予想もしなかった場所へあなたを連れて行ってくれます。
あなたはその場所で、自分の願望は小さなものだったと知ります。
以上、アファするなら「潜在意識を浄化する」方向で言葉を選んだ方がいいですよ、ってお話でした。